cluck の家

cluck(コッコ)は雌鶏の鳴き声。米俗で「まぬけ」という意味もあるようです。そんなコッコ(私)と子供達のお家です。

母の日

母の日前日(土曜日)、午後に妹から「母が熱を出した。」と連絡が来た。

前に倒れた時と症状が似てると言う。

我が家と実家は近い。

「一緒に行きたい」と言う子供を主人に預け、1人車で駆けつけた。


子供を置いて行ったのには理由がある。

普段の母は、少し口煩い。と言うか、よく怒る。

元気なババアと言う感じだ。

自営業の実家には、母とたいして年の違わないオヤジやオバさんが「おっかぁ居るか〜」と世間話をしに来る。

孫の事もよく怒る。

子供達も「ババはコワイ。」と言う。

だけど嫌いじゃない。

母は、そんな孫の前では「元気なババ」で居たい。


今回は、意識もある。

今なら、ちょっと手を貸せば病院へ連れて行ける。

何度も母に「医者に行こう」と言うが「イヤだ」と断られる。

頑固だ・・。


妹と2人で、少し様子を見る事にした。

夕飯は、少しだけ食べる事が出来た。

熱は下がらない。

糖尿持ちの母は、気は強いが、菌に弱い。

なかなか治らない。

すぐに悪化する。

水分も上手く取れて無い。

これじゃあ熱が下がるわけ無い。


また体温計を持って声をかける。

返事がおかしい。


結局、病院に連絡し、妹と2人で病院へ連れて行く。

夜の9時。

検査と点滴。


夜中の1時。

母は、点滴のおかげで楽になったようだ。

「お腹空いた」と言い出した。

まったく〜。

「すぐにお医者さん行ってれば、今頃ぐっすり寝れてたんだよ〜。」


結局、大した事なく無事に帰宅。

母は、少しお粥を食べ、貰った薬を飲んで寝た。

妹と2人で少し話し、我が家へ帰宅。


午前3時。

主人が起きていた。

テーブルにカーネーションと手紙が置いてあった。

娘からだ。

(そうか〜。今日は母の日だ。)

手紙の内容は「いつもありがとう。これからも、いっぱいめんどう見てね。」とあった。

(何だ〜この手紙は〜)と苦笑い。

でも、とても嬉かった。


母は、午後にやっと熱が下がり、食欲も戻った。

妹と私は寝不足だ・・。