夢と挫折
今回は、父の『夢と挫折』を少し。
父は、九州の田舎町で、9人兄弟の末っ子として生まれました。
(9人って・・凄いです(^_^;)。)
「東京の大学へ行きたい。」と言った時、
父親(祖父)に「長男が大学へ行ってないのに、弟を行かせる訳には行かない。」と言われたらしいです。
それでも、父の母親(祖母)が幾らか用意してくれ、家出に近い感じで上京し、東京の大学へ通ったそうです。
父は「米を担いで東京に出て来た。」と言ってましたが、真相は分かりません。
バイトしながら大学に通ってましたが、3年生の時にとうとう金も体力も力尽き、中退したそうです。
九州へ帰れず、そのまま東京で仕事しながら司法試験を受け続けていました。
当時、『父の夢は弁護士になる』だったらしいです。
受からないまま30歳を過ぎ、東北から出てきた10歳ほど年下の女の子と出会いました。それが母です。
父が言うには「昔はポチャポチャとして可愛かった。」らしいです。
(私が知ってる母は、『可愛さ』とは無縁で『肝っ玉母さん』の印象です。近所や仕事関係のオジさん達が「おっかあ(母)居るか〜?。」とお茶を飲みに来る感じで・・。ポチャポチャよりボンボンボン。こけし人形よりダルマさんですけどね(^_^;)。)
母の妊娠が分かって、九州を出てから初めて里帰りしたそうです。
その時には父親(祖父)は他界、母親(祖母)も元気と言えない状態だったようです。
前に父が「最後に母親を安心させてあげられて良かった。」と言ってました。
そして私が生まれ、その後妹が生まれました。
私が幼い頃までは、家に本がいっぱい有り、父が勉強してたのを覚えています。
子供が大きくなって来ると生活に安定が求められて来ます。
結局、司法試験に受かる事なく、全く別の仕事を始めました。
たぶん、これが『父の大きな挫折』だったと思います。
その後、私と妹には年2回の旅行が待ってました。
だいたい夏休みに東北、冬休みに九州でした。
たまに反対になります。
旅行と言っても親戚の家に泊まるので、宿題持参の長期です。
九州も東北も大好きです。
今回は父の話なので九州での冬休みを少し。
朝飯から牡蠣がドンブリに山のように入ってたりしました。
ナマコもオカズの定番でした。
海が直ぐ近くなので、釣りにも連れて行って貰いました。
なんと言っても親戚が多いので、お年玉も最高でした。
今年の夏休みは、久しぶりに九州へ行って来ます。
我が家の子供たちにとっては、初めての九州です。
Netflix火花お題「夢と挫折」
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