「温かい気持ち」の作り方
電車と言えば・・。
私が子供の頃、電車で空いてる席が少ないと、
「子供が1番元気なんだから、立ってなさい。」と母に言われ、私と妹はだいたい立ってました。
まだ吊り革に手が届かないので、電車の中でバランスを取りながらです。
それは、それで楽しかったと思います。
少し、進行方向に体を向けるのがコツでした。
母は「お母さんは疲れてるの。」と、ちゃっかり座ってたました。
・・まぁ重たい体を2本の足で支えてるんだから疲れ易いかも知れません(^_^;)。
ずっと、それが当たり前だと思ってました。
結婚して、子供ができて、家族で電車に乗った時、旦那さんは子供を座らせて自分が立ってました。
その時(あれっ?)と思いました。
「パパ座ってイイよ(子供は立たせてイイよ)。」と言うと。
「いいよ(自分は座らなくてイイ。子供たちを座らせての意味)。」と返事が返って来ました。
車内が少し混んでる時、子供がよほど小さければ、膝に乗せたり、座らせた方がイイと思いますが・・。
実際、我が家の弟くんは、少し鈍く小さなマシュマロマンの様で、電車で立たせると転がりそうでした。
小3の今でもマシュマロマンですが・・足腰は、前よりしっかりして来ました。
母に育てられた私は「小学生以上は、年配の方や、自分より弱いであろう幼い子に席を譲って欲しい。」と思っています。
私と子供たちだけで電車に乗る時は、空いてると子供も座らせますが、少し混んでたら一緒に立ちます。
まぁ、混むのがイヤで『急行』に乗らず『各駅電車』に乗る事が多いので、だいたい空いてますが・・。
少し混んでたら、ドア付近に立ちます。
子供がつかまり易いからです。
それは、何処でも一緒です。
買い物帰り、バス停で、子供たちとベンチに座ってバスを待ってた時、おばあちゃんが来たら(その時は2人でした)、
「は〜い。元気な子供は立ちましょう。」と言うと、子供たちは「は〜い♪。」と立ちます。
おばあちゃんたちは、笑いながら「ありがとう。」と言って座ってくれました。
たまに、しくじります。
電車で年配の方に席を譲ったつもりが「私はそんな年寄りじゃない。」とか、「いいえ。結構です。」と拒否される事もあります。
そんな時は、少し恥ずかしいです。
でも、「どうぞ。」が言えなかった時の方が、後悔が残ります。
只の自己満足に過ぎないかも知れません。
子供が一緒の時は、大抵「ありがとう。」の言葉が貰えます。
簡単な事ですが、そんな事で「ありがとう。」が貰えるんです。
子供には、
沢山「ありがとう。」を貰い、
沢山「ありがとう。」を感じ、
沢山「ありがとう。」を言える人になって欲しいです。
電車は、そんな「ありがとう。」を量産できる場所です。
最近、子供たちは『恥ずかしい。』を覚えて来ました。
恥ずかしがらず、「どうぞ。」「ありがとう。」を続けて欲しいです。
どうか、「どうぞ。」された方は受け取って下さい。
そうして頂けると嬉しいです。
『たかが席、されど席。たかがベンチ、されどベンチ。』
電車など、様々な人が利用する場所は、学校では学べない『温かい気持ち』作りを勉強するのに最適な場所かも知れません。
って・・。また、JR西日本と関係無かったですね。
・・スミマセン。
(ー ー;)